野球留学生が30歳からの将来像から就活先を考える大切さ
2023年11月、留学生向けの就活の場の「ボストンキャリアフォーラム」が終了しました。次の将来を決める場で、多くの企業から内定をもらうという形で成長していく様子を見れて嬉しく思います。
将来のことを考える際は30歳の自分までを見据えて就職活動をすることが大切です。
アメリカの大学野球と専攻の勉強を一生懸命やり、それと同時に異国の地で必死に頑張って自分を成長させ、どんな成果を出してきたかという実績を、どう採用担当者に伝え、自己アピールして内定を勝ち取るか。
今回はキャリアの考え方について解説します。
キャリアフォーラムとは
「ボストンキャリアフォーラム」は、多くの大手外資企業から国内上場企業が参加する、留学生向けの就職活動イベントです。キャリアフォーラムは、毎年、東京、大阪、ボストン、ロサンゼルス、サンフランシスコで留学生を対象に行われています。
ここは、野球留学生がアメリカの大学で野球をしながら大学卒業(卒業予定)をした経験を活かして、どう社会人として貢献していくかを考える場となります。社会というフィールドへの入り口にもなるため、とても大事な社会の入り口になります。
※キャリアフォーラム登録サイト
https://careerforum.net/ja/event/
30歳のあなたにとっての「成功=幸せ」の目標は何?そして、その基準は?
将来のことを考える際は30歳の自分までを見据えて就職活動をすることが大切です。特に大事になると考えているのは、野球留学を終えた後の仕事とその先の人生。
「プロ野球を目指す!メジャーを目指す!」と考えている人もいるでしょう。大学野球の後も野球をやれるだけ頑張っていいですが、一つの区切りをしっかり設け、野球を引退した後の人生のことも見据えないと、野球留学の経験がもったいないと考えています。
各学生には、各自の目標とそこにいくための基準を知った上で、就活に挑んでもらうようにしてほしいと考えています。この目標がしっかりしないとなんとなく就活をしてしまい、なんとなく働き、あっという間に30歳や40歳になってしまいます。
社会のフィールドの中で、一つの基準として、やはり給与が挙げられます。30歳の時にどんな職業をして、どれくらいの給料をもらい、どんな場所に住んで、どんな家族を持ちたいか、親にどんなことで恩返ししたいか、どんなことをやって楽しみたいか。
人によってその基準は違うけど、資本主義の世の中である限りは、給与=成果となるので、野球留学で頑張ってきたことを活かして、自分の基準に合う企業に対して、自分をどうアピールするか、そして留学中にどう自分を磨き、成長させていくかをしっかり考えてほしいと思います。
例えば、「年収1000万」と掲げた場合、日本国内では、総労働人口の3%ほどです。プロ野球選手では0.0001%ほどでしょうか。会社員としてその年収を取ろうとするとどういう企業に勤めればいいか?どういうポジションにつけばいいか?などを逆算して考えてみましょう。自分で会社を経営したいとなれば、どんな物やサービスを通じて、世の中のためにサービスや商品を提供をしていくことができるかを確認しましょう。
社会の現実をしっかり理解した上で、野球留学を通して頑張ってきた経験を活かして、希望する会社から内定を勝ち取ることを目指して欲しいと考えてます。