アメリカ大学野球シーズンが開始して、初月に気をつけること

カリフォルニアを中心に、いよいよアメリカの大学野球が2月からスタートします。チーム練習や紅白戦も開始して、誰がレギュラーで使われるのかという不安を抱えている人もいるでしょう。大学野球で大事なことは、「シーズンを通して成績を残すこと」です。

今日は、シーズン開始直後の1ヶ月をどう過ごすかが大事なことについてお伝えします。

初月が大事な理由

初月は、カンファレンス(日本でいうリーグ戦)以外のチームとの試合が多く入ってきます。コーチ陣はシーズンが開始して最初の1ヶ月に何をするかというと、レギュラーで使うメンバーを優先的に使いながらも、レギュラー当落線上の選手たちも積極的に使っていきます。そこで、コーチは実戦で使える選手かどうかを見極めていきます。

自分の立ち位置は、秋学期を通しての練習や紅白戦などである程度わかっていると思いますが、レギュラーじゃないにしても、ロースター(*ベンチ入りメンバーのこと)に入っていれば、チャンスは巡ってきます。そこで、少ないチャンスでもアピールをして、試合で活躍できるところを見せることができれば、チャンスは増えていきますし、レギュラーを取ることだって可能です。

シーズン最初は気持ちも興奮気味で「よしやってやるぞ」と意気込んでいるのは重々分かります。ですが、自分のチーム内での位置を見て、いつでも行けるという「準備」が大事です。フィールドに立った時に活躍している自分がいることを想像しながら、モチベーションを一定に保てるように準備しておいてください。

試合に出れない理由をコーチと話をして明確にする

ブログでも何度も出てくる、コーチとのコミュニケーションの大切さ。

コーチは試合に出ている選手を評価しているから出しているので、まずは自分が試合に出れていないという現実を冷静に見ることが大事です。「自分の何が足りないのか」「どんなアピールが足りないのか」を考えます。そして、コーチとコミュニケーションをとりながら、自分の実力をコーチはどう思っているのかを想像してみましょう。

試合に出られない選手によくあるのが、「試合で使われているアイツは俺より下手なのに、なんで試合に出続けているの?」という疑問を持つことです。しかし、よほどのことがない限り、試合に出ている選手が評価されているに違いありません。自分の勝てるところはどこか、補わなくてはいけない箇所はどこかを明確にして、練習を継続することが大切です。

シーズンが始まったばかりで、焦る気持ちもわかります。しかし、そんな時だからこそ、自分を冷静に見れるように、周りが見れるようにグッとこらえて、分析をしてみてください。

最後に

シーズン序盤で試合に出れていなくても、代打や途中出場の機会がないわけではありません。そんな時こそ、その機会がいよいよ回ってきた時に爆発できるように自分を準備していくことが大事です。その積み重ねがあれば、シーズン途中からでもレギュラーを取ることも可能です。

特に、3月や4月からあるカンファレンス=リーグ戦で、大抜擢され、大事な試合でも活躍することができれば、シーズン最初の評価なんて関係ありません。だから、諦めないで、自分が試合で活躍できるように、「心の面、体調の面、技術の面」でいつも準備しておくことが重要になります。

そして、シーズンで活躍できたことで、編入する時にアピールすることができ、4年制大学からの声もかかってきます。

シーズンは始まったばかり!試合で活躍できる準備をしっかりし、頑張ろう!

一覧に戻る