【現地からの後押し】アメリカの野球選手はどんな特徴の選手が多い?

こんにちは!千葉県の公立高校出身で、現在はアメリカのNorth Central Missouri College(NCMC) に通っているヒカルです!
アメリカの野球といったらどんな特徴の選手がプレーしてると想像しますか?めちゃくちゃパワーがあるとか、守備は上手くないとか、色んなイメージがあると思いますが、実際には自分のチームメートや対戦相手をみて思った自分なりの考えを共有したいと思います!
1.多種多様なバックグラウンドを持った選手たち
まず、アメリカの野球といっても、ベースボールの本場だけあってアメリカ人以外にもたくさんの国から来た選手が活躍しています。対戦相手の中にも自分のような日本からの選手もいますし、韓国や台湾等のアジア圏、ベネズエラ、ドミニカ共和国やパナマといった中米からやってきている選手もたくさんいます。特に自分のプレーしているNCMCではそれらの中米から来る選手がチームの半数ほどを占めます。そのような視点でメジャーリーグを見渡してみると、知らなかっただけで様々な国の選手が活躍してるのがわかります。
アメリカ人

ここから自分なりの見解を述べていきますが、あくまで自分の経験上の話であり、アメリカ人だからみんなこう、というわけではなく当然多種多様な選手がいますが特定の傾向がある、という気持ちで読んでいただきたいです。
当然アメリカなのでほとんどのチームはアメリカ人が中心となってプレーしています(ただしNCMCを除く)。個人的な印象は,全体的に不器用な人が多いのかなという印象です。特に守備に関しては日本人選手の方がより細かいプレーができると思います。細かい野球もそこまで浸透していない選手が多いです。しかし肩はしっかり強いです。バッティングに関してもやはり身体が大きい選手が多く、どんな選手でも日本人の長距離打者くらいのパワーがあります。ピッチャーに関してはなんとなく想像がつく通りそこまでコントロールや変化球の精度が高い選手は多くないです。
中米の選手
通常自分のチームのスタメンの10人中8人ほどはドミニカ共和国、ベネズエラといった国から来た中米出身の選手になります。個人的には彼らの野球スタイルが1番好きで、プレーに荒さや野球知識の不足がみられるものの、バッティング、守備、走塁すべてに全力を注ぐ選手が多く、特に守備に関しては目を見張るものがあります。どちらかとアメリカ人はそこまで守備に興味がない選手が多い気がしますが、中米の選手、特に内野手は守備の安定性、バックハンドやジャンピングスロー等の多様や引き出し、そしてみんな肩が強いです。身体能力も他に比べて高い気がします。そんな彼らがフィールドでプレーする選手の大多数を占めているので試合中であってもスペイン語が飛び交うのがNCMCの特徴です。
アジア系
カリフォルニア等の西海岸ならまだしくも、ミズーリや中西部に日本人なんていないだろうなあと思っていましたが、実際に試合をする中で日本人選手をもつチームは意外とたくさんありました。NCMCの選手は僕ともう1人先輩の日本人がいるため、選手のアジア人へのセンサーが高く、相手チームのアジア人選手にオハヨウと声をかけたら日本人じゃなかった、なんてことがたまに起きるているので気をつけましょう。
話を戻して、今まで私が会ってきたアジア人の選手はピッチャーが多かった気がします。c他の選手よりも高いと思います。しかしパワーや球速、肩の強さでは少し劣ることが多いです。
異なる環境でどのように戦うか

あくまで今まで私が受けた各選手の印象をあげてみました。それぞれの地域の選手を見ることでなんとなくそれぞれの国の野球観というのが見えてくるような気がして非常に面白いのがアメリカ大学野球の魅力です!日本の野球で培ってきた高い野球IQや細かいプレーの技術は絶対にチームの中で輝くあなたの特徴の一つになります!
もちろんパワーや球速を磨いていく事も大事ですが、毎年わざわざ日本人選手をとっているチームにオファーをもらったとしたら、それは日本人選手の良さを理解してくれていて、実際にそれを求められてる可能性も高いです。総合的な野球能力はもちろん、他人と違った強みを磨いてコーチにアピールしていくとレギュラーへの道が見えてくると思います!!