【現地からの後押し】2年目に懸ける想い

こんにちは!北海道出身、現在はCollege Of the Canyons に在学中の桑谷呼太郎です!

僕はこの一年目のシーズン、なかなか思うように結果が出ず、決していいものとは言えませんでした。しかし僕の目標であるNCAA Division 1 の大学に編入するためには、来シーズンの活躍が不可欠です。そのためにも、このオフシーズンの間に、今シーズン見つかった課題と、どんな対策を取っていけばいいのかを自己分析していきます。

結果が出ないことからの焦り

シーズン序盤〜中盤はスタメンで出させてもらっていたのですが、なかなか打撃の方で結果が出ず、終盤は試合に出る気配すらなくなりました。シーズンが始まって、自分が打てないことが情けなく感じていました。親にこんなに高いお金出してもらってアメリカに来てるのに、という親への申し訳なさや自分への苛立ち、自分の目標であるD1の大学への編入への危機感など様々な要因が重なって、調子は下がり続けていきました。

反省点としては、考えすぎたことです笑

結局シーズン中は自分のパフォーマンスに集中しておらず、先のことばかり考えてしまっていました。現在サマーリーグに参加していますが、打率.385、考えてることは野球を楽しむことだけです⚾️

ただ楽しむことを考えるだけで、自然と試合中の余計な力みや邪念が抜け、パフォーマンスが上がっていると確信しています。

ホストファミリーとの文化の違い

これは特に食事の違いです。僕はもともと自分でご飯を作ることができる家でホームステイをしていたのですが、その家の都合によって別の家に引っ越すことになりました。新しい家は、食事付きとは言われていましたが、朝ごはんは基本土日のみ、平日の夜ご飯もあるのかないのかその日にならないとわからない、土日も昼ごはんは無く、夜ご飯は宅配のペパロニピザ、というような生活でした。昔で言う、「罰としてごはん抜き!」を毎日行っているような感覚でした。(もちろんこれも文化の違いの一部なので彼らを否定することはしません。)

しかし、体重が減りやすい体質の僕は、その家にいた約4ヶ月の間で、160lbs(約72キロ)だった体重が、140lbs(約63キロ)まで落ちてしまいました。

調べてみると、アメリカ人はあまり料理をするという習慣がなく、日本人のように1日3食という週間もないらしいです。現在はもう一度自炊ができる家を探して引っ越して、少しずつ体重が戻ってきています。この経験を経て、環境の選択は自分がストレスなく野球に打ち込むことかでかるどうかに繋がっていると心から感じました。これから野球留学する方には、このようなことも頭に入れて自分のベストな選択ができるように準備して欲しいと思います。

↑自分の料理史上一番美味しかったチキンステーキ。ほんのり生姜が香る、和風のステーキです。

あっという間に始まったシーズン

僕は去年の8月にアメリカに来て、気づけば1月24日にシーズンが始まっていました。正直、思っていたよりも早く時間が過ぎていきました。留学一年目というのもあって全てが初めての中で練習や授業などに追われるうちにあっという間のシーズンインでした。カリフォルニアでは珍しく、一般の日本人留学生は誰もいませんでした。

日本にいる時から、アメリカの大学野球について、さまざまな人から話は聞いていたので、ある程度のスケジュールのイメージは持っていたつもりでした。しかし、実際にアメリカに来てみると、聞いていたことと実際に体験することの間にギャップがあったと感じました。具体的には、思ったよりも練習時間が短く、週4回しか練習しない、シーズン前の練習試合が少ない、冬学期は全体練習を行わないとは聞いていましたが、いざ1ヶ月ほど全体練習がないと何をしたら良いかわからなくなる、などです。

結果、シーズンに向けて自分が納得できる状態に仕上げることができなかったというのが正直な気持ちです。「あれ、もうシーズン始まったのか。」というような感覚でした。もちろんチーム練習にはしっかり取り組みましたし、自分なりに努力はしましたが、「これで大丈夫、戦える」という手応えを持つには程遠かったです。今年は、秋学期の紅白戦や練習試合から全力で結果を出しにいき、圧倒的な成績を残すつもりで取り組むのがちょうど良いと感じています。

↑サマーリーグでの写真。MLBマイナーリーグチームFresno Grizzlies のホーム球場、Chukchansi parkで試合をすることができました!

大切なのは一年目。でも…

もちろん自分の思ったような結果が出ず、悔しさや焦りはありました。ですが、諦めの気持ちは全くありません。なぜなら、一年目が終わっただけで、僕には二年目があるからです。

アメリカの大学野球は1年で全てが決まるわけではありません。むしろ、2年目に飛躍的な結果を残すことができれば編入先の選択肢も広がる可能性がある、と自分に言い聞かせながら日々、練習に取り組んでいます。どれだけ努力しても、それが数字やプレーに表れなければ、次のステージに進むことは難しいでしょう。だからこそ2年目は「圧倒的な成績」を残すことだけにフォーカスして頑張ります!

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