アメリカ大学野球シーズンの始まる前にやっておきたいこと

アメリカの大学野球は、早いところで1月の末から2月には大学野球のシーズンがスタートします。そのシーズンが開始するにあたって覚えておいてほしい大事なことがいくつかあります。

今回はその大事なことについて解説します。

シーズン開始前にやっておくこと

まず、シーズン開始前に覚えておくべきことは「シーズンを通しての活躍=成績を残すこと」です。シーズンは、3ヶ月ほどで40−50試合あります。その中で活躍するためには、秋学期から今の時点でほぼレギュラーであることに加え、この冬の練習からシーズンで戦っていくための準備ができているかが求められます。

その上でやるべきことを3つ紹介します。

コーチと多めにコミュニケーションをとること

英語がまだはっきりと伝わらないこともあると思いますが、自分からコーチへ直接コミュニケーションをとることがやはり大事です。シーズン前の時点でレギュラーかどうかが分からなかったり、自分の立ち位置がどうなのかが理解できていない場合は、普段からコーチ陣とのコミュニケーション不足によるところが大きいといえます。

コーチから「あいつが何を考えているかわからない」と思われているから試合に出られない、なんてばかばかしいですよね。そうならないためにも、コーチのオフィスに行って自分の立ち位置や、シーズンを通してどうしていけばいいか、そして自分自身が試合に出るために何が必要なのかをコーチと話し、一緒に練習サポートをしてもらいましょう。

自分が思っている以上に、相手に伝わっていないことも多くあります。普段からまめにコーチに話しかける練習をしておいてください。

対戦相手とスケジュール確認

1月に入るとシーズンスケジュールが出てきます。対戦スケジュールと対戦相手が全て大学野球のチームHPに出ているので、早めにチェックをしておきましょう。

特に大事になるのは、3月から5月にかけてのカンファレンス(リーグ戦)の試合です。なぜなら、そのカンファレンスを1位か2位で勝ち上がらないとプレーオフへの進出ができないためです。このプレーオフの試合になると、アメリカ人のコーチや選手たちも、集中力が増していきます。

カンファレンスのスケジュールと去年の成績と照らし合わせながら、どの大学が強く、どんな選手がいるのかの情報収集をしっかり行っておきましょう。SNSでも情報を出しているところも多いので必ずチェックして情報をみておいてください。

また、同時に春学期のテストや課題提出のスケジュールも出ていると思うので、早めにカレンダーに記載をして、遠征とテストや課題提出が重なっているかなど早めにチェックしておいてください。そうするとシーズンの遠征続きの時でも早く動き出すことができます。

心を休める時間を作り、冷静な判断ができるように!

シーズンは40試合ありますが、実際はあっという間に終わります。そこで大事なのは、心のメンテナンスです。

遠征と試合と授業の課題で、正直いっぱいいっぱいなところも中盤あたりから出てくるでしょう。その時に、自分の気持ちや体の疲れをとり、「リラックスできる時間=自分の心の声と向き合う時間」を作ることが大切です。

アメリカには、日本のようなお風呂はありませんが、大学によってはプールやトレーナールームで水風呂に入ることもできます。また、気分転換でチームメイトとご飯を食べに行ったり、または外出して映画を見に行ったり、チームメイトとパーティへ行ってみたりして、友達の関係を深めるのもおすすめです。

心を休める時間を作るには、自分がどんな時にリラックスできて、気持ちを前向きにできるかを知っておく必要があります。そして、リラックスした状態で前の試合などの反省から、次に向けてどう改善していくかを冷静に考える必要があります。落ち着いた気分で、自分で客観的に試合でのプレーを見て分析し、次に向けて準備していくことで、成績にもつながってきます。

最後に

大事なのは、大学野球のシーズンを通して成績を残すことです。カンファレンスで目立った成績を1年目から残すことができれば、早い段階で4年制大学への編入の声がかかります。一方で、1年目の成績が振るわなかった場合でも、2年目で目立った成績を残すことができれば、編入でも大きなアピールにつながります!

いよいよシーズン開幕。みんな頑張れ!

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