【現地からの後押し】自分の行きたいような4年制大学に行くためにできることは

11月になりアメリカの多くの地域ではこの季節から気温が下がり始め、オフシーズンに突入します。アメリカへ野球留学している留学生はこの時期からオフシーズンに入り始め特に2年生はこの時期から短大卒業後の2年間通う事になる4年制大学をこの時期から探し始めます。

今回はそんな編入をする4年制大学をどのように探すのかという概要を紹介したいと思います。また留学する前から編入についてある程度知っておくことによって自分が目指すような4年制大学に行くために早めの準備をすることが可能になります。そのため後半では編入について事前に行っておくといいと思う事を個人的にリストアップして紹介していこうと思います。

編入とは

1、概要

繰り返しにはなりますがまず初めに編入についての概要を説明していこうと思います。

まず初めにほとんどの留学生が通う事になるのは一般的な4年制大学ではなくジュニアカレッジ(コミュニティカレッジ)と言われる2年制の大学になります。

その主な理由としては要求される英語力のハードルが比較的低いことや直接4年制大学に進学するより1,2年目の学費が安いことなどがあげられます。しかし前述したように2年制大学なので基本的には2年間で卒業をします。そのため3年次からは4年制大学に編入学という形で進学をし、卒業までの残り2年間をそこで過ごすことになります。

2,編入のプロセスについて

このように編入学をするためにはまず自分が実際に編入をすることになる4年制大学を探す必要があります。

探すと言ってもアメリカにある大学の中から自由に選んで進学ができると言う訳ではありません。まず野球留学である以上ほとんどの人が4年制大学でも2年制大学時と同様に野球を継続しますが、編入時に編入先の野球部から入部の許可を得られていないと実際に編入をしたとしても4年制の大学で野球を継続することができなくなってしまいます。

そのため編入のプロセスとしてまずは自分を必要としてくれる大学の野球部を探す必要があるのです。

さらに多くの人は留学における学費等の出費の予算があると思いますが、4年制大学では2年制大学時と比べて2倍以上になるほど学費が高くなる傾向にあります。

そこで多くの野球留学生はただ自分を必要としてくれるだけでなく野球面で奨学金を得られるような4年制大学を探します。そして自分の予算内で進学をすることができる4年制大学を見つけ編入をするのです。

編入を成功させるために知っておくといいこと

次にこれらの概要を踏まえて事前に知っておくとよいことをいくつか紹介しようと思います。

自分の予算や4年制大学の学費を知っておく

まず自分の実際に4年制大学や2年制大学の際もそうですが実際にどれくらいの金額を学費や生活費に支払う事ができるのかという事を知っておくという事は非常に重要なことであると私は思います。

実際に学校を探し始める前でも自分が憧れている大学や野球部に仮に通うとしたらどれほどの金額がかかるのかというものは知ることができると思います。そこから逆算をして実際にそこに予算内で通うとしたらどのような勉学の成績があれば十分な勉強の奨学金をもらえ、野球面でもどれほどの待遇を受ける必要があるのかという事を考えることができると思います。

金額を具体的に明確にするのは少し難しいかもしれませんが事前に少しでもこのように考えたり実際の授業料を調べたりすることによって自分が行っている勉強や野球での目的がより明確になりモチベーションにもつながると私は考えています。

編入を前提とした学校探し

もしあなたがすでにある程度編入したい憧れの大学や野球部がある場合、立地的にその大学に近いような2年制大学を選択することや過去にその大学に選手を輩出しているような2年制大学を選択することというのは良い選択であると私は考えます。

基本的にどの2年制大学から4年制大学へ編入することは可能ですがこのように事前にコネクションがあったり、学校が近くにあるような場合は編入において有利に進むことが多いです。

編入を前提としたクラス履修

これは実際に留学を始めた後の話になりますが、クラス履修をする際には編入を前提として行うという事が大切であると思います。

理由としてはほとんどの場合編入をした際に2年制大学で取得した単位は4年制大学における1,2年制の際の単位として単位移行されます。そのため1,2年生の際の単位となりうるクラスを2年制大学で履修しておくことが必要になります。

例えばESLと言われる留学生向けの英語の技能クラスなどのクラスはレベルが1,2年生のものとして認められなかったり、気象学であったり特殊なクラスを取得したとしても編入の際の単位に認められないケースが多くあります。そのためクラス履修をする際には編入を前提として履修するために学校のアドバイザーにその旨を伝えたり、エージェントに相談したり自身で調べて慎重に履修を行う事が大切になります。

まとめ


このように野球留学において編入というものは切っても切り離せないような存在であり今回紹介したこと以外にも多くの規定やルールがあったりします。さらにここで紹介したもの以外にも編入をするためにしなければならないことは多くあります。

自分が憧れているような大学に編入をして進学するためには常に編入することを前提として考え行動をしていくことが必要になります。特にエージェントさんたちはその分野において非常に詳しい知識を持っているのであらかじめ相談をしながら留学準備や留学生活を行っていくという事が重要になってくると思います!

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