【現地からの後押し】春学期の勉強と野球を両立するスケジュール

アメリカの大学において春学期(1-5)月は野球部がメインに活動するいわゆる本番であるシーズンの学期になります。
そのため試合数も秋より多く遠征に出かける回数も増えてきます。そこで学業と野球を両立するために野球部の生徒はより忙しいスケジュールを強いられます。
そこで今回は一般的な春学期の学校と試合の進み方と野球部の学生の多くが過ごす勉強と野球を両立するスケジュールについて紹介しようと思います。
1,春学期の学校と試合の日程関係

先ほど春学期が野球部にとってのシーズンになると紹介しましたが実際は春学期が始まってすぐに試合を行う訳ではありません。
実際に試合が始まるのは多くの学校で1月後半から2月中盤あたりにかけてになります。そのため、シーズンがスタートするまでのスケジュールは基本的に秋学期同様学校の授業を避けるような形で練習時間がコーチによって組まれその以外の時間で課題をやったり各自自主練習に励んだりしています。
一方で実際のシーズンが始まるとクラスの時間と試合の日にちが被るという事が発生します。
そのため野球部の生徒は自動的にクラスを欠席することになり、その分の授業の復習や課題を各自で行う必要が出てくるのです。今回は私の学校の一週間の例を挙げて紹介したいと思います。
チームでの遠征の際の食事は基本的にチームの予算から賄われることが一般的になります。
2、私の学校の一週間のスケジュールの例
私の学校では基本的に土日に遠征が入ることが多いです。
距離にもよりますが遠い場所へ遠征に行く場合は土日のみ試合の場合は金曜の授業後に、金土日と三日間試合がある場合は木曜日のクラス後の出発になります。帰りは最終日の最後の試合が終わり次第そのまま学校へ向け移動をし帰るという形になるので多くの場合は日曜の深夜、月曜まで試合がある場合は月曜日に帰るような形になります。
そのため多くの場合遠征のある州や遠征終わりの州には平日5日のうちどこか一つは遠征または移動日に取られるといった形になります。
更にシーズン中盤から後半にかけてはカンファレンス戦と言い自分の所属しているカンファレンス先の大学とのリーグ戦が入ってくるため平日にも試合が組まれることが増え、自分の学校の場合では多くの場合火曜日または木曜日に試合が組まれることになっています。そのためあらかじめ春の学期では火曜日と木曜日にはクラスをとらないことをコーチから推奨されています。
先ほど平日が基本的に4日になるという事について話しましたがそのうちの1日は基本的に野球部の練習がオフになります。ほとんどの場合帰ってきた次の日がオフになることが多く残りの3日間は次の試合に向けて練習していく形になります。そのため多くの選手はその1日で課題や授業の復習を行う形になります。
また場合によっては平日が3日間や酷いとほぼ1日しか学校に滞在しない可能性があります。その場合1日で完全に課題を片付けることができないため滞在先のホテルや移動中の空き時間に各自課題を進めていくというような形になります。

3,勉強と野球のコンディションを両立させるコツ
最後に私流ですが春学期の忙しいスケジュールの中で野球と勉強をうまく両立させるコツを紹介しようと思います。
まず初めにクラス履修の点になりますが、基本的に私の学校の様に試合が多く入る日が事前に言われている場合は、その曜日にあまりクラスをとりすぎないことが大切になります。
また、対面のクラスだと欠席する可能性があるので、オンラインクラスを適度に混ぜることも方法の一つになります。特に遅い時間のクラスや一日に取るクラス数が多くなってしまう場合オンラインクラスを履修することで、自身の課題へ費やす時間をより受難に変更することができるため春のシーズンでは役に立ちます。
次に課題の進め方についてですが、当たり前ですがあらかじめ計画性をもって課題を進めていくことが大切になります。春のシーズンでは、基本的に学期の後半に行くほど試合数が増え忙しくなってくるので、春学期の前半にオンラインクラスなどの課題を先に進めておくことをお勧めします。またシーズン中盤の忙しい時期ではバス移動やホテル滞在の時間を活用することがほぼ必須になってきます。そのためその週に行う予定の課題の中からバス内やホテル滞在時に進めることができる課題を選び、他の課題を学校に滞在時時間があると気に早めに済ませておくことによってより効率的に進めることができます。
最後にクラスの出席と単位についてですが、基本的に野球部としての欠席は教師と事前に話していれば問題ありません。
しかし、学校や教師によって欠席に対して追加の課題を設けたり連絡事項を伝えたりなど方法は異なります。そのためクラスに後れをとったり課題を忘れたりしないように常に教師と直接コンタクトをとり野球部の関係で欠席するという事を伝えるという事が大切になってきます。
まとめ
秋のシーズンとは異なり野球部にとって本番のシーズンである春の学期では野球だけでなく成績の維持の大変さもピークを迎えます。
春にどのようなスケジュールで試合が組まれ、どの様にクラスを進めていくのか、また自身の履修や課題についても計画的に進めていくことによって自身の成績管理に繋がります。
また勉強の適切なマネジメントは、野球に費やす時間にも余裕を与え結果的に野球のコンディションや体調にも直結する大切なことなのであらかじめ、春の学期について理解をして計画的に物事を進めていけると良いと思います。