【留学前の英語】決められた期間で諦めずに、TOEFL51点を出すことができた実践英語勉強法

日本大学豊山高校の谷口光陽です。中学卒業してからも、日大豊山高校へは、スポーツ推薦で進学しました。まず、僕が野球留学をしようと思った理由は、高校野球の最後の夏を終え、進路をどうしようか悩んだ時に、アメリカの大学への野球留学を知り、アメリカ生まれを最大の武器に変えたいと思いました。実は、父親の仕事の関係でアメリカで生まれ、2歳の時に日本に帰ってきて、 国籍はアメリカと日本二つ有りましたが、英語はまったく話せないので、周りにアメリカ生まれとは簡単に言えませんでした。

■最初の英語で、あまりに出来ない自分にショック…
僕は、10月から岡野さんと英語の勉強を飯田橋で始めました。僕は、英検3級をもっていたので、少しぐらい英語はできると思っていました。しかし、岡野さんから渡された文法の問題を解いてみると、中学の文法すら何も分からない事がわかり、とても焦る気持ちと、あまりに出来ない自分にショックを受けました。しかし、この現実の英語力を知れたことで、自分の英語の勉強のスイッチが入ったのを思い出します。

■やっぱり自分をコントロールするメンタルの大切さ
自分は2回で、マイベストスコアなしにTOEFLスコアで51点をとることができました。その中で大切にしてたのはメンタル=考え方です。例えば、自分は、苦手なことになると気持ちの浮き沈みが激しく、上手くいかない日があったりした時は、何度も「俺ならできる」と自分に言い聞かせながら、常にうまく行っている時の自分のイメージを持って英語の勉強に取り組んでいました。また、悩みに悩んだ時は、一緒に勉強をしている仲間に相談できたことは本当に大きく、途中で投げ出しそうな時も、あいつが頑張っているから俺も頑張らないといけないと思い、英語に向かったのを思い出します。

野球と一緒で、自分をうまくコントロールすることで、毎日勉強に向きあうことができました。10月の時の自分には、TOEFLで51点は理想でしたが、自分で目標に近づきたいという意志があれば、理想なんて現実に変えられます。 そして、強い意志とそこにいくために何をしていけばいいかという戦略を考えて、チャレンジしてやるという実行することで、自分の未来は変えることが出来ます。目標から、日々やると決めたことを少しずつ積み重ねていく努力が、最終的には時間をかけてでも、自分の大きな武器や自信になることがわかりました。

この英語を勉強をした半年、英語をわかるまで繰り返した量には負けないと思います。

ここからは、自分が実践した具体的な英語の勉強方法について書いていきます。英語では、わかることを増やすために量を繰り返すこと、日本語でもわからないやあいまいになっていることをなくすことを意識して取り組みました。

-英単語と文法:
最初に、中学文法からやり直し、Youtudeで毎日英文法の勉強をしました。 それと同時に、英単語の勉強も始めました。英単語は、毎日最低1時間やり、そして 電車の移動時間などを上手く効率良く進めていきました。毎日継続してやると、自然と身についている事が分かるきっかけが、それがTOEFLの問題speakingの問題です。自分で英語で意見を書きたいときに、勉強をした文法と単語が不思議と自然に出てくるようになりました。これを繰り返していくことで、少し自分の英語に自信が持てるようになってきました。

スピーキング: 
TOEFLのスピーキングの問題は、自分の意見など考えて、説明する問題と、リーディングとリスニングからまとめて、発表する問題がありました。毎回、岡野さんに、意見やまとめ方が小学生だと言われて、とても苦しい思いをしたのを思い出します(笑)。ですが、ここでできない自分を恥ずかしがるのではなく、時間をかけて、一から自分の考え方や説明の仕方を見直し、説明の内容まで何度も繰り返しました。また、普段から日本語で意見を持って、その説明をした時に、つっこまれないかなと考えるようにも変えていきました。その結果、TOEFLのスピーキングのスコアを、1回目から30点満点中15点をとることができました。

ライティング: 
僕がライティングで重要視していたのは、「タイピングのスピードと正確性」です。TOEFLのライティングも時間が決まっており、その短い時間内に文章を書き終えないといけません。人生の中で、英語でタイピングはしたことないので、まず1日10分パソコンでタイピングアプリを使ってタイピングの正確性とスピードを上げ、その日に勉強した英語やスピーキングの文章をタイピングしたりと工夫をしました。そのおかげで、ライティング は僕の中で得意な項目になりました。自分で考えた答え方を考え、とにかく時間内にタイピングミスを少なく、どれだけ内容をまとめられるかにこだわり、繰り返していきました。その結果、スコアを30点中15点まで伸ばす事が出来ました。

リーディング:
リーディングは、僕の中で一番苦手な項目でした。長い文章を短い時間で読むのは、国語力が乏しい僕にとって難しいことでした。しかし、それを言い訳にはせず、まずは簡単な英文を訳す練習からスタートさせ、文法と単語を意識しながら訳し、簡単に説明できる練習をしていきました。そして、TOEFLのリーディングの文章を解いたら、自分でその答えに辿り着いた理由を説明出来るまで繰り返しました。

しかし、TOEFLの問題は、甘くなく結果は30点中11点までしか伸びませんでした。もしこの文章を読んでいる人でリーディングで悩んでいる人がいたら、日本語の国語力も一緒にあげることを意識してください。高校の時もだらだら長い文章を読んだままになっていて、肝心の内容があいまいなままになっていました。そこで、まずは日本語の本や解説を読んでから、少しずつ長い英語の文章を読む練習をおすすめします。僕は、国語力を上げるために、テストを受け終えてから試してみましたが、とても良い対策の1つだと思いました。

リスニング:
リスニングは、内容を理解してからとにかく英語の音声を沢山聞くようにしました。電車などの移動時間などでは、英語のラジオやSpotifyでTOEFLのリスニングを聞きました。他にも、TOEFLの試験中に、リスニング中はメモを取ることが出来ますが、メモを取ることに気を取られてしまうので、大事なポイントだけ書いてまとめるようにして、後は自分の頭の中で話の内容をイメージして取り組みました。結果的に30点中10点まで伸ばすことが出来ました。

■これから野球留学する学生へ
この文章を読んでいる学生はTOEFLは難しい、本当に半年で点数を取れるのか?と思うかもしれないですが、僕も最初はそうでした。しかし、自分の取り組む姿勢と強い決意があれば、半年後に気づかないうちに自分が想像していなかった自分になれるはずです。この半年で学んだことは数え切れないですが、僕がモチベーションとしていたそのうちの一つは、岡野さんにいつも言われていた「成功している人は必ず努力している」です。勉強を始める前は、「頭がいい人はどうせ最初から頭がいいからいいよな」と思って現実逃避をしていました。しかし実際はそんなことはなく、成功してる人は当たり前に努力していて、勉強をしてこなかった僕達にも自分自身を成長させる努力をしていけば、そのチャンスがあることを知りました。もし、今から野球留学をしたいと思っている人は、過去の経験から判断する自分の限界を決めないでください。過去に囚われず、将来どうなっていたいかから考えて、今自分に何が足りないのか、何を身につけていく必要なのか毎日考えて勉強していけば、その言葉の意味が身に染みてわかると思います。僕自身もこの英語で学んだことを野球留学してからも活かして、自分の目標に向けて頑張っていきたいと思います。

東京都 日本大学豊山高校
谷口 光陽

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