【現地からの後押し】アメリカ大学野球で、一年目がうまくいかなかった?そんな人に見てほしい!

こんにちは!千葉県の公立高校出身で、現在はミズーリ州の短大に留学しているヒカルです!
ポストシーズンを戦っている大学を除いて、ほとんどのアメリカの大学が野球のシーズンを終えて、3ヶ月にわたる夏休みに入っていると思います。日本に戻っているのか、サマーリーグに参加するべく北米に残っているのか、それぞれ思い思いの夏を過ごしていると思います。
私と同じように短大の一年目を終えたばかりの友達が何人かいますが、話を聞いていると「うまくいかなかった、あまり試合に出れなかった」という選手もいました。当然、進学先選びの際に強豪の大学を選べば必然的に競争が激しくなりますが、例えば「もっとできていたはずなのにうまくいかない」、「あいつより上手いはずなのに何故かコーチが試合に出してくれない」という場合は、まだまだ自身で改善の余地があるかもしれません!
実は、私も秋学期中の試合ではなかなか出番がもらえず、このままシーズンも試合に出れずに一年目が終わるんじゃないかと本気で心配していたところから、最終的に春シーズンでは12試合に先発登板し、56イニングを投げ、7勝まで上げることができました。そこで、自分がどのように持ち直したかについて簡単に紹介したいと思います!
一年目は野球以外にも難しいことがたくさんある
個人的に野球のパフォーマンスは、普段のメンタルの状態に左右されることがあるんだなと、アメリカに行ってから1人になる多くの時間のなかでより強く感じていました。ずっと実家暮らしだった私にとっては、そもそも親元を離れて暮らす経験自体が初めてだったので、普段の生活から気づかないうちにストレスが溜まっていたかなと思います。また、最初は英語がわからなかったことで友達もあまりできず、初めての授業と課題に追われたりと野球以外で疲弊しきっていました。
そんな状態で紅白戦に臨んでも思ったような結果は出ず、練習試合でもコーチが登板予定シートに何か書き足すたびに、確認に行くも自分の名前はいつになっても現れないというような状態でした。もちろんただ単純に野球の実力不足だっただけかもしれませんが、もし本当なら、「もっとできるはずなのに!」という状態なら、もしかしたら自分自身のメンタル(心の持ち方や捉え方)の問題かもしれません。日々の生活に気分転換を入れながら、少しずつ生活に慣れてくると、メンタルも安定してきてパフォーマンスも上がってくるはずなので挫けずに春に向けて頑張りましょう。
コーチとのコミュニケーション不足
個人的にアメリカの大学野球の良さとして、選手30〜40人にコーチが3、4人ついてくれていることだと思います。英語力に不安はあると思いますが、コーチと雑談できたり一緒にご飯を食べたりなど、しっかりとコミュニケーションは取れていたでしょうか?名前を覚えられていないことはないと思いますが、やはり印象の薄い選手は試合に使ってもらえるチャンスが減る”かも”しれません。
そんな私も秋の間は、あまりコーチとコミュニケーションが取れておらず、それが関係していたかわかりませんがあまり試合には出られませんでした。しかし、新しい若めのコーチがきて、彼は選手と積極的にコミュニーケーションを取ろうとしてくれる人でした。チームメイトなどから会話を始め、そのうちに毎晩一緒にバッティング練習をした後、一緒に卓球をやって、その後30分ほどコーチと会話をしてから部屋に戻るというのが日課になりました。その時間から、コーチが自分のピッチングにアドバイスをくれたり、私が普段どんなことを考えて投げているかを話したり、先発がやりたいといった希望をヘッドコーチにさりげなく伝えてもらったりもしました。その結果、秋は一度も任されなかった先発をシーズンの1週目に任され、そこでしっかりと抑えたことでローテーションに定着することできました。
私はたまたまコミュニケーションが取りやすいコーチが来てくれましたが、もし彼がいなかったら…と考えると恐ろしいです。コーチと信頼関係を作るのは日本人選手にとって最初のハードルですが、恥ずかしがらないで、自分の胸のうちを伝えれるようなコーチとのコミュニケーションの重要性、改めて理解してほしいです!

コーチが求めている選手になれていない
これは先ほどのコーチとのコミュニケーション不足と通ずるところがありますが、コーチの求める選手になれているでしょうか?これは決してただ上手い選手という意味ではありません…守備固めとして使いたかったのにバッティングばかり力を入れている、安定して試合を作れるピッチャーが欲しいのに、球が速いけどコントロールが悪い他のピッチャーと同じ…などなど。あとは同じポジションの選手とスタイルが似ているなどもあります。さらには監督の好み…サードとファーストは守れなくても打てるやつを使う、打てても足が速くないと使われないなどちょっとした好みはあると思います。
実際に、私の場合は、全体ミーティングやちょっとしたコーチの話から、「ストライクをたくさん投げて少ない球数で打たせたほうがコーチの評価が高そうだ」と気付き、とにかく打たれてもいいから、まずはストライクを優先して投げるようにしました。その結果、少しずつコーチに褒めてもらうことが増えていきました。コーチの好みと他の選手とどう差別化をできるかを意識するだけでもしかしたらコーチの目に留まるかもしれません!ここでもコーチの言葉に意識して、コミュニケーションを心がけるだけでも変わってくると思います。
一年目は野球そのもの以上に様々な要因が重なって難しい
そもそも知らない国に飛び込んだ一年目は、本当にうまくいかないことがたくさんあると思います。もっとも、チームのレベルが自分に合ってないと思ったら、新たな編入先を探すことも選択肢の一つです。しかし、本当ならもっと活躍できるはずなのに!と思えるのならぜひとも今回あげたポイントを参考にしていただきたいと思います。
毎晩コーチとやった卓球。ちなみに僕は元卓球部です(笑)↓

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