2025年 MLB球団インターン体験談- 羽生 華怜さん

私は、私は神田外語大学に通う3年生です。今回インターンに参加したきっかけは、主に今回インターンに参加したきっかけは主に2つあります。1つ目は、単に言語を学ぶだけでなく、実際に言語を活用して何かに挑戦したいと考えたことです。2つ目は、現在ZOZOマリンスタジアムでアルバイトをしており、大学卒業後は球団スタッフとして働きたいと考えているため、アメリカと日本の野球の現場を実際に体験したいと思ったことです。この2つの理由から、MLB球団インターンへの参加を決めました。

1週間のスケジュールは球団の方が事前に組んでくださり、その予定に沿って業務を経験しました。
1日目:プロモーション業務
ファーストピッチやイニング間に行われるイベントを円滑に進行させるための重要な業務を担当しました。特に興味深かったのは、日本と異なりマイナーリーグでは毎イニング間に球場のさまざまな場所でイベントが開催されている点です。参加するのは来場しているファンであり、試合の勝敗に関係なく皆が楽しんでいる様子が印象的でした。

2日目:イベント参加
前日にイベントを楽しむファンの姿を見て、自分も参加したいと希望したところ、実際に参加させていただくことができました。アイス投げやウォーターガンのイベントを体験し、ファンと一緒に盛り上がる楽しさを味わうことができました。

3日目:ラジオ実況業務の同行
ラジオ実況の現場に同行しました。実況は一人ではなく三人で分担して行われており、MLB実況の経験を持つティムさんの実況からは非常にプロフェッショナルな姿勢を学びました。「テレビを見ながら実況を聞いている人もいれば、音声だけを頼りにしている人もいる。誰が聞いても情景が思い浮かぶように意識している」との言葉が印象に残っています。実際に目を閉じて聞いてみると、映像を見ずとも球場の状況を理解できるほど臨場感のある実況でした。

4日目:広報業務
選手が守備につく際にベンチから出てくる場面を撮影し、InstagramなどのSNSに投稿する業務を体験しました。投稿の際には「閲覧者が楽しんで見られるかどうか」を大切にしていると伺い、発信の工夫や視点の重要性を学びました。

5日目:マーケティング業務
興味のあった分野の一つであるマーケティングを体験しました。主にチケット業務を担当し、価格設定や来場者数の管理、関係者チケットの確保などを学びました。現場でのトラブル対応も業務の一環であり、オフィスワークとフィールドワークが連動している点が印象的でした。また、マイナーリーグではすべてのチケットにQRコードが付いていることや、来場できなくなったお客様に別日程のチケットを振り替えるなど、ファンに寄り添った対応が行われていることに感銘を受けました。
さらに、MLBとの意見交換会も定期的に開催されており、常にサービス向上を目指している姿勢が伝わってきました。

最終日:イベント参加と特別な経験
最終日はファーストピッチとイニング間のイベントに参加させていただきました。業務はほとんど行わず、貴重な体験の時間となりました。小さい頃から野球を観てきた私にとって、マウンドの前からとはいえノーバウンドで投球できたことは夢のような経験であり、忘れられない思い出になりました。また、イニング間のイベント「ノッカーボール」にも参加し、短い時間でしたがファンと同じ立場で楽しむことができました。試合後には、将来が期待されるウォーカー・ジェンキンス選手からサインとバッティング手袋をいただき、大変感激しました。

この一週間は短い期間でしたが、日本とアメリカの野球文化の違いを肌で感じることができる貴重な時間でした。特に大きな違いは「野球観戦のあり方」です。

日本では応援を目的に来場する方が多く、一体感を楽しめます。一方、アメリカでは試合を観戦しながらホットドッグやビールを片手に家族・友人と会話を楽しむ姿が多く見られ、子供たちは球場内の広場やコートで自由に遊んでいました。その雰囲気に合わせ、イニング間イベントもファンに寄り添ったものが多いことが特徴的でした。さらに、毎週金曜日の花火や週末のギブアウェイなど、継続的に来場者を惹きつける仕組みがある点も学びになりました。

また、空き時間には積極的にスタッフやファンの方々とコミュニケーションを取るよう心がけました。普段から言語を学んでいることもあり、スムーズに会話できたことは自信につながりました。一方で、専門的な用語や表現についてはまだまだ知識不足を感じたため、今後の学びの中で身につけていきたいと考えています。

今回のインターンシップを通じて、野球に関わる仕事の幅広さや、ファンを大切にする姿勢を直に学ぶことができました。この経験は、将来球団スタッフとして働きたいという自分の目標をより具体的にし、その実現に向けて努力する大きな原動力となりました。

神田外語大学3年 
羽生 華怜

一覧に戻る