【野球留学の就活】就活勉強会の議事録と振り返り

今回は、小西先生による第一回の就職活動についての説明会に参加しました。主に、「就活を始める前の準備」と「就活に入る前に考えておくべきこと」についての説明を受けました。
■ 冒頭のポイント(就活に大切な3つのこと)
まず先生は、就活の勝敗を決める大きな要因として、次の3つを挙げました。
- 戦略と(正確でタイムリーな)情報
- 周到な準備
- 自分の頭で考え、自分の言葉で語ること
今回の説明会では、主に最初の「戦略と情報」、そして「周到な準備」の2つについて詳しく話されました。ここではその2つを中心にまとめます。
戦略と正確でタイムリーな情報

■ 1. 戦略的に考えることの大切さ
まず「戦略」とは、物事をうまく進めるための考え方や計画のことです。
その中でも特に「戦略的思考」が大切だと先生は話していました。
● 戦略的思考とは?
これは、「何かを決める前に、様々な種類の情報を集めて、どのような結果になるかを考えながら、しっかりと判断する力」のことです。
つまり、調べる→考える→行動するという一連のプロセスを、論理的(筋道を立てて)に進めていくことです。
■ 2. 情報の集め方と使い方
戦略的に行動するためには、情報収集が非常に大切です。ここでは、情報の扱い方について、3つのステップが紹介されました。
- 情報収集:多くの正確な情報を、自分の手で集める
- 情報の取捨選択:その中から、自分が納得できる情報を選ぶ
- 実行と振り返り:試しながら、失敗やうまくいかなかったことから学ぶ(Try & Error)
特に就活の初期段階では、**1番目の「情報収集」**がとても重要です。
● 情報収集のコツ:弱いつながりを大切に
普段から仲の良い家族や友達など「強いつながり」からは、自分に似たような考えや情報が多く入ってきます。
でも、新しい発見をするためには、**普段あまり関わらない人や場(弱いつながり)**のほうが、思いがけない情報を得られる可能性が高いです。
このように、「弱いつながりを大切にする」ことが、新しい情報を得るためには重要だと教えていただきました。
● 正しい情報の見分け方
今はインターネットでたくさんの情報がすぐに見つかりますが、その中には間違った情報や古い情報もあります。
だからこそ、情報の出どころ(第一ソース)がどこなのか、「誰が言っているのか」「どの機関が発表しているのか」をきちんと確認することが大切です。
周到な準備

■ 3. 周到な準備とは?
「周到な準備」とは、自己分析と、それに基づいた行動や努力のことです。
● 自己分析とは?
まずは自分のこれまでの経験や特徴をふり返り、「自分はどんな人間か」「何が得意か」などをはっきりさせます。
そのうえで、企業がどんな人を求めているかを理解し、自分との違い(ギャップ)を見つけて、その差を埋める努力をしていくことが大切です。
● 企業が求める「資質」と「能力」
就活では、「ポテンシャル採用(将来性を重視した採用)」が中心です。企業は主に次の2つを重視しています。
- 資質(その人の性格や特徴)
→ 主体性、協調性、チームワーク、リーダーシップ、実行力など - 能力(経験から得た力)
→ 課題解決力、論理的思考力、創造力など
資質は性格的なものに見えますが、日々の意識や行動で強化することが可能です。
だからこそ、今の自分にどんな強みや弱みがあるのかを理解し、必要な力を長期的に計画的に伸ばしていく準備が重要になります。
今回自分が学んだことと今後に活かすこと

■ 私自身が感じたこと・学んだこと
今回の話で、**特に印象に残ったのは「情報収集の重要性」**についてです。
私は今、大学2年生(秋から3年生)ということもあり、すでに就職活動への関心が高まっています。
インターンや面接など、選考の対策に目が行きがちでしたが、それよりもまず、幅広く正確な情報を集めることが土台になるという話にとても納得しました。
特に、日本には約360万社もの企業がある中で、自分に合う1社を見つけるには、本当に多くの情報が必要です。
さらに、家族や友人の情報だけでは限界があることにも改めて気づかされました。
また、アメリカに留学している私たちは「アメリカのことをよく知っている」と思われます。実際には自分がどれほど正しい情報を持っているかは怪しいため、企業を含めた周りからの期待にこたえられるように日ごろから情報収集をしておくことは不可欠なのです。
■ 今後に活かしたいこと
これから実行したいこととして、まずは自分の現在地を正しく知ることから始めたいと思いました。
つまり、企業が求める能力や資質に対して、今の自分がどれくらい当てはまっているのかを客観的に分析することです。
そのうえで、どの部分を強化していくかを考え、戦略的に自分の成長に取り組んでいきたいと思います。
また、情報収集においても、これまであまり接点のなかった「弱いつながり」に目を向け、新しい場所や人との出会いを通じて、質の高い情報を集めていきたいと考えています。
今後は、これらの準備と並行して、業界・企業研究や実際の選考にも取り組んでいきたいです。