【現地からの後押し】野球で4大編入する時の注意点(手続き編)

こんにちは、夏休みが終わり私はJunior(3年生)として今年から新たな4年制大学に編入することになりました。

以前リクルート関連のブログ、具体的にはリクルートにおいてメールをどのように送ったりするのかという事を書いたと思いますが今回は実際に私が編入をしてみてリクルート後の手続きの部分で注意をする必要があること、また事前に行っておく方がよいことというものがありましたのでその点を説明しようと思います。

1,NCAA Eligibility Centerは早めに登録しておくこと

4年制大学へ編入するときに、NCAAとNAIAという大学スポーツ協会に選手登録をする必要があります。まず私たち野球留学生が編入において最もトラブルが起こりやすい(起こった事例を聞く)のが、このNCAA Eligibility CenterつまりEligibility関連(選手登録)のトラブルになると思います。

EligibilityとはつまりはNCAAやNAIAで野球をする資格があるのかという事で、逆にこの資格がない場合はどれだけ野球で評価されたとしてもNCAAやNAIAでプレーをすることができないという事になります。

NCAAのD1, D2, D3で、それぞれ要件が変わってくるのですが、基本的にD1,D2に上がれば上がるほど要件が厳しくなってくると思ってもらえればいいと思います。

要件に関しては大きく分けて二つあって

  1. アマチュア資格:過去に野球を通して給料をもらっていた場合などはEligibilityに制限が出ることがある。
  2. 学業要件:これまでのGPAであったり、英語・数学・理科・社会科などNCAAが指定する「コア科目」**を卒業までに履修。*短大で取得した単位や単位数、そしてその成績が変わります。

とあります。多くの場合短大を経てNCAAに編入をすることになるので短大で必要条件のGPAや単位数、またEnglishなど必要クラスを履修しておく必要があります。

この要件に関してはすごく難しくて変わったりもするのでリクルートを考え始めるころには、早めにEligibility Centerに登録をして要件が乗っているので確認しておく必要があります。

最後に今少し話しましたがなぜ早めに登録しておく必要があるのかを説明するとEligibility Centerに登録をしておくと自分のNCAA IDというものが出てくるのですが、NCAAのリクルートにおいてほとんどの場合でそのNCAA IDというものを聞かれるので事前に持っておく必要があるのです。

また先ほど書いた通り、自分のEligibilityを早めに家訓するという意味でも早めに登録しておく必要があると思います。

最後にEligibilityに関しては多くのトラブルを耳にしますし、個人の状況やDivisionによっても変わりますし、Eligibility自体も更新されていくので必ず自分のEligibilityは自分で管理しておきましょう。

先輩に聞いた話や友人の話だけでなく、自分で自分の状況を必ず確認しそれを直接自身のエージェントに相談することが最もトラブルを防げる方法なのではないかと私は思います。

2,学校が決まったら大学との手続きも早めに進めておく

次に学校が決まった後の話をしますが、学校が決まったら主に学校のコーチやアスレチックディレクターやその関連の人と連絡を取りながら手続きを進めていくことになります。

具体的な手続きとしては、NCAA関連の登録や学校独自のテストや保険、Medical Historyなどの記入になります。これらの手続きは正直めんどくさいですが、結構時間がかかるので必ず早めにやっておく必要があります。

NCAA Eligibility Centerの話と同様に、4年制大学ではより厳格にルールが決められており、これらが終わっていないと練習に参加や試合に出場すらできなくなってしまいます。

特にNCAAでは、翻訳した高校の成績証明書や卒業証明書(日本語のものも求められることがある)や短大で受けていないような追加のワクチン接種や血液検査などが特に時間を要するので、実際に学校に向かう前にはこれらのうち日本でできるものは終わらせておく必要があると思います。

実際、私も今回の編入で血液検査の結果待ちの影響で1回目の練習に参加することができなかったので同じ目に合わないようにも早めに進めておきましょう。

3, 短大でのクラス履修

これは必須事項ではありませんが私の経験から知っておくといいこととして挙げます。

特に勉強面でも力を入れたい人向けに書いておきますが、多くの場合短大での履修(特に友達がすでに多い場合)はクラスを簡単な教授のクラスや難易度が高くなり過ぎないように卒業要件を埋めていくと思うのですが、『編入後のことを考えて履修しておく』と編入後が楽になります。

具体的には学部が決まっている人とは、その学部に関係するクラスをとれるだけ難しいクラスまでとっておく(Math系ならMathの短大最難関クラスまでとっておくという意味です)であったり、学部が決まっていない人は文系か理系を大まかに考え、その基礎となるクラスは必ず終わらせておく。(English系やSpeaking、文系ならEconomicsやデータサイエンス系)

特にこれらの難関クラスは、短大の中では難しいと言われているかもしれませんが、4大に編入してその学部に行く場合どうせ取らなきゃいけなくなります。

その場合、短大の比較的余裕がある時期に履修をして基礎を固めておく(短大の難関クラスは4大の基礎クラス)ことは大事になってくると思います。

もちろん、4年制大学もその大学によって短大と変わらないような難易度のところもあるみたいですが、特に勉強に力を入れているような学校では、同じクラスでも難易度が跳ね上がるので早めにやっておくことは将来の自分を助けることになります。

私も今回結構勉強に力を入れている学校に編入しましたが、短大でとっていたクラスのせいで(それでも短大では比較的難しいクラスをとっていた)卒業までの二年間は詰め詰めでクラスを履修しなきゃいけないので、この経験から早めに履修を考えておくことの大切さを学んだので今回共有しました。

まとめ

特に短大2年目になれば、だいぶ生活に余裕が出てくると思います。

その余裕がある時期にこれらのものを進めておくことによって将来の自分を助けることができるようになると思います。

また特にNCAA関係に関しては、トラブルが多いので『自分の身は自分で守る』みたいに、自分の編入は自分で管理しておくようにしましょう。もちろん全部自分でやれと言っているわけでなく、必ず定期的にエージェントと話をして自分の進捗や必要要件を確認しておくことが必要だと思います。

ほったらかしにしていると後で痛い目を見てしまうので、、、

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