【野球留学の就活】第二回就活勉強会:「なぜ野球留学生が就活にも力を入れる必要があるのか」

今回の就活勉強会では4人の留学生の企業研究をした研究の発表から始まり、その小西先生からフィードバックからミーティング後に岡野さんからそもそも野球留学生に対して、そもそもなぜ就活というものにここまで力を入れているのかという説明がありました。今回はそれらのまとめとして
1,企業研究の発表会を通した学び
2,そもそもなぜ野球留学生の就活に力を入れているのか
この二つに分けてまとめを書いていきたいなと思います。

1,企業研究の発表会を通した学び
今回のミーティングはいつもと少し違い、小西先生主導ではなく、選ばれた留学生の発表がメインでした。私はその発表と小西先生のフィードバックを通して、大きく2つのポイントを学びました。
(1)「知らないことをメモする」姿勢
発表はそれぞれが興味のある業界から企業を選んで行ったため、聞き手にとっては普段触れない業界の話も多くありました。その中で小西先生が強調されていたのが、「特に知らないことをメモする」ことです。
これは就活に限らず、日常の学び全般に通じる姿勢です。小西先生は「知らないこと自体は恥ずかしいことではなく、無関心であることが最も恥ずかしい」とおっしゃっていました。誰もが最初は何も知らないところからスタートします。大切なのは「知らないことを吸収しようとする姿勢」です。
だからこそ、自分の興味に関係がなくても、知らないことに出会ったら調べたり書き留めたりする習慣を普段から意識する必要があると感じました。
(2)プレゼンに性格が出る=適性につながる
もう一つのポイントは「プレゼンには人の性格が出る」ということです。これはその人がどんな企業に向いているか、適性や相性を測るヒントにもなります。
スライドの作り方や話し方は人によって全く異なります。その違いから、特定の企業に対して「向いているかどうか」が見えてくるのです。
例えば、データ分析を主な仕事とする会社に向いている人は、発表でも情報をデータとして整理する傾向があります。一方、相手にわかりやすく伝えることが求められる職種に向いている人は、スライド構成や話し方に工夫を凝らします。
つまり、自分が望む企業や理想のキャリア像があるなら、そこから逆算したプレゼンの方法を身につけることが重要です。この意識を持ってプレゼンを練習することは、そのまま就職活動の力にもつながると思いました。
2. そもそもなぜ野球留学生の就活に力を入れているのか
勉強会の後半のプレゼンでは、「なぜ野球留学生が就活に力を入れる必要があるのか」という点が、日本社会の現状とともに説明されました。
野球だけでは生きていけない現実
まず大前提として、私たちは一生野球でお金を稼ぎ続けられるわけではありません。いつか野球を離れる時が来たときに、どのように幸せな人生を送るのか。そのための準備が「就活」であり、野球と並行して未来を考える必要があるのです。

日本の学歴社会と年収の偏り
日本は「学歴社会」といわれる側面があります。資料によると、年収1,000万円以上の割合は労働人口の全体のわずか3.8%。しかもその多くを高学歴層が占めています。もちろん「高学歴=高収入」ではありませんが、統計的に見ればその傾向は強いのが現実です。
また、スポーツ選手など特殊なスキルで活躍する仕事は、その中でもさらにほんの一握り。そこを目指すのは素晴らしいことですが、リスク管理なしに挑戦するのはあまりにも危険だと言えます。
だからこそ、野球留学生は「大学を卒業する」という最低限の学歴を得たうえで、それ以外の強みをどう築くかを考える必要があるのです。
AI時代の二極化
さらに今後はAIの進化によって、「中間層の仕事(上の写真で緑とオレンジの層)」が減り、優秀層と低単価層に二極化していくといわれています。AIが得意な領域はAIに任せ、人間にしかない強みを発揮できる人材だけが必要とされる世界です。
この現実を前に、私たち留学生は「AI時代に自分はどう価値を発揮できるのか」を真剣に考えていく必要があります。

お金と自由な生活
将来、自分が望むような「自由な理想な生活」を送るためには、お金は切り離せない存在です。お金がすべてではありませんが、自分が叶えたいことはお金で解決できることも多いのも確かです。
理想と現実を同時に見て、ポジティブとネガティブの両方の視点から目標と準備を進める。大学生という、現実が見え始める時期にそのバランスを意識することが大切だと強く感じました。
これから生かしていきたいこと
私は今回のミーティングで実際に発表を行った一人でしたが、プレゼン資料を考えたときには一般的に考えるような分かりやすいようになどといったことは考えていましたが、自分が実際に興味のある会社に対して、自分がどのようなプレゼンをするべきなのかということろまでは全く考えていませんでした。
今後新たに始めることとして、特にこの自身の希望業界に対してどのようなプレゼンだったり、資料を作成するべきなのかという考えを持って、日ごろのクラスや考え方まで考えていくようにできればいいなと思いました。
また、岡野さんの話に関しては改めて自身が野球留学生である中でも、勉学と野球の両立や、大学卒業後の仕事やその就活というものに対して、野球と同様の熱量を注ぐ価値のあるものであるという事を再認識しました。
またこの現実と理想を両方見ていくという点では、特にネガティブなことにもしっかり目を向け、そうならないように事前に準備をしていくことを始めようと考えています。
私はポジティブに物事をとらえ分析することが得意な一方で、これまであまりネガティブに準備をすることをしていなかったので、改めてポジティブとネガティブの両面から準備をして、今後の残り2年で4年大学を卒業となると野球留学生活を送っていきたいと思っています。