【野球留学の就活】就活勉強会:「好き嫌いで仕事を選択しないことが就活では当たり前」

今回の就職勉強会では、前回までの自己分析や企業分析など内定をとる準備について説明に対して、異なる視点での説明でした。

より長期的な目で見た「仕事で成果を出す」という部分にフォーカスをして、自分がどのように職種や会社を選んだり、日々の行動に対してどのように考えていく必要があるのかというより働くことの本質的な部分について学びました。

今回は「好き嫌いで仕事を選択しないこと」というテーマと共に学んだことについてできる限り分かりやすくまとめていければなと思います。

1,なぜ好き嫌いで仕事を選択しないのか?

まずはタイトルにもある通りなぜ好き嫌いで仕事を選択しないことが就活では当たり前なのかという部分について説明していきます。

答えとして、簡単に私の言葉で説明をすると「仕事は、会社員である以上は、自分のためではなく会社のために働く」からという事になります。

特に大企業になればなるほど新卒の新入社員は、会社のほんの一部でしかなく、会社に対しての影響力も低い状態から始まるので、そこから自分が好きな仕事や得意なことだけを行える可能性は非常に低いからです。

また企業の採用の目線から見ると企業が取りたいのは、『企業の目標に対して適切な資質(後半で説明するコンピテンシー)を持った人材を探しているのであって、その業界や会社のことが好きな人を探しているわけではない』という事です。

つまり就職活動をする私達が考えるべき視点は、自分が好きなものや得意なこと以上に、自分の受ける会社が『どのような資質(コンピテンシー)を持った人材を探しているのかを分析してそれに対して日々の行動であったり準備をしていく必要がある』という事です。

自分がやりたい仕事じゃなくて、内定を辞退したり、就職後にすぐやめてしまったりというようなことが起こる理由の一つとしては、このような部分に対しての理解の足りなさも含まれているのだと思います。

つまりまとめると、実際に自分の好き嫌いで自身が目指す会社や職種を選ぶことに関しては問題ないが、それ以上に会社側から見た採用の本質、つまり『会社側は会社の目標を達成するのに必要な人材を探している』という事を理解して行動するという事が大切なのだと思います。

2. コンピテンシーCompetencyとは?

次に今回の説明会のキーワードであるコンピテンシーという言葉について説明していこうと思います。

コンピテンシーというのは英語で難しい言い方をしていますがつまりは成果を出すためのプロセス性格のようなものであると考えています。会社を例に挙げて考えると、成果というものはすべての会社で求めているものである一方で、その成果の出し方というのは一通りではなくたくさんの種類があると思います。

具体的には顧客満足度を上げて成果を出す方法もあれば、製品の質で信頼を経て成果を出すなど非常に様々です。このような特性(性格)を人レベルにかみ砕いて考えるのがCompetency(コンピテンシー)なのです。

さっきの例ですごく大雑把に言うと、顧客満足度を上げて成果を出す会社が採用で探すのは思いやりのある人であり、商品の質で信頼を得る会社では、ミスが少なく正確な人を採用で探すことになると思います。この際の「思いやり」「正確性」がコンピテンシーであり双方とも成果を上げることを目指していますがそのプロセスが異なるのです。

この例にあるように実際の社会でも企業によってコンピテンシーが異なり就活においてそれを分析しておくことによって自身の選ぶ会社の選択や自身の行動へとつなげることができるのです。

前半の話にもつながりますが企業の目標やコンピテンシーというのは時代に沿って変わるものでありその面でも好き嫌いだけで会社を選ぶということが成り立たないと言えると思います。

やはり大切なのは「会社の目標のために働いている」という事を理解しておくことだと思います。

まとめ

今回の説明会では就職活動だけでなく、その先の仕事で働くという部分を含めた非常に本質的な部分についての説明であったと思います。

企業に勤める以上、社員が行う事は会社の目標のために働くという事であり、その点を理解して私たちの場合は、就職活動を行っていく必要があるのだと思います。

その点において、会社のコンピテンシーを分析するというのはその会社が成果に対してどのようなプロセスをたどっているかを知ることになり、そこに対して自身がどのようにアプローチしていくかを考えていく必要があるのだと思います。

私も自分の将来を第一に考えてしまう傾向にあるなと改めて気づかされたので、そのうえで相手(企業)が、何のために採用をしているのか、何のために存在しているのかを改めて考えたうえで行動していく必要があると感じました。

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