野球留学で進学する大学をどう選べばいい?
「これからアメリカの大学で野球留学で頑張る!」とこれからアメリカの大学へ進学する学生たちが意気込んでいる時期が近づいてきました。
今日は、進学する大学を選ぶ際に考慮すべき要因について解説します。
オススメの大学の選び方
野球留学する大学の選び方は多岐にわたりますが、選ぶ上では大事な優先順位があります。各項目を抑えながら、進学先の大学を決めてほしいと思います。
以下は、大学選びの際に考慮すべき重要なポイントです。それぞれ詳しく解説していきます。
コーチの熱意と野球プログラムの評判
コーチの熱意と野球プログラムの評判は、野球留学する上で一番大事な要素です。野球留学の主な目的は野球のスキル向上から試合で活躍することです。そのため、進学先のコーチが「あなたに対してどれくらいの熱意を持っているか」が大事になります。これは、エージェント経由で聞くこともできますし、今ではSNSで発信しているコーチ陣も多いので、直接DMなどを送ってみたりして、やり取りをしてみるのもよいでしょう。本気で来てほしい場合は、何度もDMが来ますし、状況確認の連絡などもしてくれます。
また、大学の野球プログラムの評判も徹底的にを調べておきましょう。大学野球のHPとSNSを見ることからスタートし、シーズンの戦績やどのような選手がシーズンで活躍しているのか。対戦する大学はどのような大学なのかなど。その大学がどれだけの成績を毎年出しているのかをチェックします。また、進学先も確認しておくと将来像をイメージしやすくなります。選手がどれだけ4年制大学へ進学しているのか、、平均のGPAはどのくらいなのか、MLBにドラフトかかっているかなども確認しましょう。
アカデミックプログラム
次に重要なのはアカデミックプログラムです。
基本短大では、一般教養のクラス+一部の専攻のクラスを勉強することになります。大「大学名+International」などと調べれば、どの国から留学生が来ていて、4年生大学へどれくらいが編入しているのかなどの実績、インターナショナルでパーティーをしている様子などを知ることが出来ます。
特に短大では、インターナショナルの数によって、インターナショナル向けのサポートの充実度も違ってきます。特に、短大でもインターナショナルが多い場合は、それぞれの国の学生の特徴など把握しているため、サポートが早く、充実している傾向にあります。全くないところに行ってもサポートは受けれますが、対応慣れしていないケースもあるので、相談してもうまく解決できないケースもあることを知っておきましょう。この場合、自分でやらないといけないことも多くなります。大変な経験を乗り越えていくことから、その分1年での成長度合いも全く違ってきます。
大学の立地や環境について
大学の場所も重要です。気候、生活費、交通手段などは留学生活に影響を与える1つの要因となります。都会にあるのか田舎にある大学なのかで、生活費や部屋代も大きく変わってきます。
例えば、田舎の大学に進学した場合、周りに何もないため、大学内で全て完結させるようになります。たまに友達と一緒に外食やスーパーに行くくらいで、お金をほとんど使いません。一方、都会は遊びに行く場所や食べに行く場所などエンターテイメントが多くあり、節約しているつもりでもついついお金を出費しがちな傾向にはあります。
野球をする上では、トレーニング施設やスタジアムの特徴もあるので、近くに何があるのか、MLBの試合観戦ができるかなども野球へのモチベーションになってくるので確認しましょう。
経済的な側面
進学先の大学がある程度選定できてきたら、留学にかかる学費や生活費、他にかかりそうな費用を考慮しましょう。授業料、生活費、宿泊費、保険などが留学生活の費用に含まれます。各大学は「International Admission」という年間にかかる費用を大学のHPで出しています。そちらをチェックしてみるのがおすすめです。
短大では奨学金がほとんどないのですが、一部の大学では、野球や勉強の奨学金があるところもあります。奨学金の有無を確認し経済的なサポートを受けられるかどうかを検討しましょう。ちなみに、州や大学によりますが、1年目で勉強で成績を残し年間で1000−2000ドルの奨学金を付与されている学生もいますし、1年目から野球で大活躍をし、授業料の1/3が出たというケースはあります。
カルチャー
その土地の文化、言語、習慣に適応できるかを考慮しましょう。特に1年目は、異なる国での文化の違いに適応する必要があります。
野球留学をしていると、最初から地元のアメリカ人チームメイトと仲良くなることから、その土地特有の文化や言葉を自然と学びやすくなります。英語でのコミュニケーションもここができていると一気に上がっていきます。チームメイトと行動することを増やしていき、一緒に遊んだり練習したりできるようになれば、宿題で困ったときに手伝ってくれたり、買い物に行く必要があるときに連れて行ってくれたり、Thanks Giving(日本でいう正月のようなイベント)で家に呼んでくれたりします。
今では、インターネットやSNSでの情報収集ができるので、インターネットやソーシャルメディアを活用して、実際にその大学に留学した経験を持つ人々の意見やアドバイスも一緒に探しましょう。
まとめ
自身の野球の目標、アカデミックな目標、文化的な適応力などを総合的に考慮して、最適な大学を選ぶことが重要です。
野球というのがツールとして、その土地の文化や言葉、カルチャーを理解しやすくなることにも繋がります。進学先の大学が野球とアカデミックの両方で成長できる場であることを確保していきましょう。