アメリカ大学野球シーズン中に気をつけてほしいこと
アメリカ大学野球シーズン中に気をつけるべきことを4つにまとめました。
アメリカ大学野球シーズン中に気をつけてほしいこと 野球編
アメリカ大学野球シーズン中に気をつけてほしいことの1つ目は、個人練習の時間をしっかりルーティン化できるように準備することです。
特に「試合に出て成績を残すこと」が短大時代には求められます。授業が終わって、早めにケージに行き、ティーバッティングやチームメイトやコーチと一緒に練習をするなど、試合にベストな状態で挑めるように準備をしておきましょう。
日本人選手によくあるケースとして、一歩引いてしまって、チームの流れの中だけで調整しようとする傾向があります。ここは、しっかり自分を活躍できる方向へ持っていけるように、試合前の準備で調子が上がってくるルーティンを早めに作っておいてください。
そのために重要となるのは、コーチとのコミュニケーションです。2月は色々な選手を起用していき、3月からのカンファレンス(リーグ戦)で戦うためのメンバーを決めていきます。レギュラーがギリギリの選手は早めにコーチと会話をして、バッティングの練習を一緒にしたり、調子をアピールできるようにしておいたりすることが大切です。
コーチとコミュニケーションを取れていない場合に起こるケースとして、シーズン中盤になってから試合にほとんど出れなくなり、そのままシーズンを終えるケースです。学生側からしてみると、「なんで俺より下手なのにあいつが試合に出れるの?コーチは俺のことを評価してくれない!!」と思うでしょう。
コーチからしてみれば、試合で使えない、もしくは出場機会与えているのに思った以上に成果が出せていないことが主な原因で、「あいつが何を考えているかわからない」と思われてしまっているかもしれません。だからこそ、コーチと会話をしながら練習をしていく習慣を早くから作っておくことでコミュニケーション齟齬をなくします。
アメリカ大学野球シーズン中に気をつけてほしいこと 体調・メンタル管理編
シーズンは40−50試合を3ヶ月でこなすハードなスケジュールになります。バンやバスで3−5時間片道かけて移動し、試合をして、また3−5時間かけて帰ってくることもあります。また、シーズン期間中は大学の授業などが並行して進み、本当に両立が大変な時期でもあります。
そんな時に、しっかり「自分だけの1人の時間」を作り、ゆっくり考える時間を持つことをお勧めします。ここでは、しっかり自分を褒めることを優先してください。ただでさえ大変な時期で、できなかったことばかりに目を向けているようでは、体もココロも疲弊して、うまくパフォーマンスできなくなっていきます。
そんな状況にならないために、「できたこと」にフォーカスして、自分の気持ちを整理しながら、試合の振り返りましょう。今の自分の置かれている立場から「次に向けてどう改善していくか」を考えるようにしていってください。
試合のパフォーマンスは、肉体だけでなく、ココロの部分も大事になります!
アメリカ大学野球シーズン中に気をつけてほしいこと 大学の授業編
大学の授業は、試合で出られない時も多々あるため、クラスメートや教授と仲良くなることが求められます。なぜなら、試合があって参加できなくても、授業は関係なしに進められるからです。その時にクラスメートに授業のノートを見せてもらったり、教授に課題の提出期限を延長してもらったりする必要があります。その交渉をうまく進めるためにも、仲良くなっておくことは非常に大切です。
また、野球と勉強のスケジュールを常にチェックし、早めに課題に取り組むことも重要です。すべて直前で済ませようとすると、夜遅くまで起きて宿題をこなさなくてはいけなくなり、次の日の試合でベストな体調で挑むことができません。「早めに取り掛かるクセ作り」を意識しておいてください。
さいごに
このアメリカでの野球留学の生活を4年間から5年間続けることで、どんな自分になっているでしょうか?
正直めちゃくちゃ大変ですが、日々成長している自分が見えてくるようになります。日本で通用した当たり前が通用しない中で、味わったことない達成感を得れると同時に、目の前に現れる「困難」をどう解決していくかという問題解決能力を鍛えることができると思います。
いよいよ、アメリカの大学野球シーズンがスタートします!頑張れ!!