2024年 MLB球団インターン体験談- 渡邊 瑛さん

今回も前回に続けて、2024年のMLB球団インターンを経験した立教大学4年生 渡邊瑛さんのインタビューをお送りします。

私が今回のインターンへの参加を決めたきっかけは、就職する企業がスポーツビジネスに関係する会社であったことです。現在、大学4年生で来年の春からスポーツ業界への就職が決定した自分にとって、足りないと感じていたものはスポーツチームの現場で働く経験でした。

そんな中、マイナーリーグの球団で実際にインターンを経験することができるこのプログラムを見つけ、応募にいたりました。また将来的なキャリアビジョンが「アメリカのスポーツチームで働く」ことだった点も、参加を決めた理由の1つとなりました。

実際に参加してみて、私が驚いたのは実現から実行までのスピード感です。インターン期間中、私は日本文化とウィチタ・ウィンドサージを融合させたオリジナル壁紙作成の企画を実施しました。
社員の方には提案というよりも「どう思う?」という形で質問したことが企画の始まりでしたが、そこからわずか1日で企画実現に至ることとなりました。マイナーリーグという小さな組織内で誰しもが協力し合いながら運営を行う体制だからこそ、私のようなインターン生の企画でも社員の方々に実現までお手伝いしていただけたと考えています。

またそのほかに学びとなったこととして「地域の人々といかに接点を作るか?」を球団が大事にしている点が挙げられます。
メジャーリーグや日本のプロ野球のように選手の知名力に頼ることができないマイナーリーグにおいて、地域の人々が球場に足を運びやすい環境作りを大事にしていることを、ウィンドサージの球団運営から感じることができました。特に来場さえしてもらえば飲食収入などが増えるため、チケットの値段を安くする・毎月社員が一定数の優待券を市民に配るなどの施策を通して、まず球場に人々が行くきっかけ作りをしている点が印象的でした。

私はあと半年で大学を卒業し、正式にスポーツ業界で働く社会人となります。

就職する企業は地元と縁もゆかりもない企業であり、地元密着を重要視するなど、今回のインターンで培った・学んだ経験を直に生かすことができる場でもあります。そのため、まずはウィンドサージで感じ取った「地域の人々が球場に足を運びやすい環境作り」を心がけながら、1社会人として一歩ずつ成長していきたいと考えています。

また先ほど記したように、私は将来的に「アメリカのスポーツチームで働く」というキャリアビジョンを持っています。その実現のためにも、企画実現のための提案・結果を踏まえた反省点という今回のインターンで実際に実施した・感じたことを社会人になっても引き続き取り組んでいきたいと考えています。

立教大学4年
渡邊 瑛

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