2024年 MLB球団インターン体験談- 清水 肇さん
今回も前回に続けて、2024年のMLB球団インターンを経験した東京理科大学3年生の清水 肇さんのインタビューをお送りします。
私はずっと野球をやっていただけでなく、野球を含めたスポーツマネジメントにも興味があり、将来的にはそのような仕事に就きたいと考えていました。また、中学生のころからメジャーリーグを観ることも趣味となり、何かメジャーリーグ関連のインターンを探していたところ、このMLB球団インターンを見つけ、参加したいと思い参加しました。
私はデータを用いた野球に興味があり、データ分析を行っているチーム専属のアナリストに実際に会ってお話を聞くことがこのインターンの一番の目標でした。お会いする前にいくつかの質問を用意していたのでその質問に答えていただくのみで終わりのつもりでしたが、驚くことに一試合丸々隣で観ることを提案していただきデータを見ながら試合をアナリスト室のようなところで観戦させてくれました。そこで「なぜアメリカでデータ野球が流行したのか」などの日本とアメリカの違いの面から、野球の技術的な部分のことまで質問したこと全てに答えていただいただけでなく、目の前で行われているプレーをトラックマンで計測している数値を用いて説明してくれるという、とても貴重な時間を過ごさせていただきました。
その中で学んだことはたくさんありますが、中でも一番驚いたことはアメリカでは打率という指標がそこまで重要視されていなく、OPSや長打の数が何倍も重要視されているということです。これは、シングルヒットを一本打つよりも長打を打った方が得点、そしてチームの勝利に繋がる可能性が高いという考えが基になっているようです。日本では打率で選手が評価されている様子を頻繫に目にするので、この話を聞くことができたのはとても勉強になりました。
アメリカで実際にインターンをできる人は限られていると思うので、このインターンを就職活動で上手く活用していきたいです。また、私は将来アメリカの野球チームで働くことを目標としているため、今回アメリカの球団の職を体験できたことはとても貴重な時間になりました。将来実際に球団で働くことが可能になった場合、この取り組んだことを参考にして自分が所属することになった球団の力になりたいと思います。
東京理科大学3年
清水 肇