アメリカ大学野球の秋学期と春学期の過ごし方

アメリカの大学野球選手が秋学期を具体的に過ごす方法を以下に示します。

秋学期と春学期のそれぞれで、過ごし方が変わってきます。それぞれポイントを押さえた生活を送ることでより成果を出しやすくなります。

今回はアメリカの大学野球選手が実際に行っている、秋学期と春学期の過ごし方を解説します。

秋学期

アメリカの大学野球選手は秋学期を通じて野球のスキル向上に重点を置きつつ、学業とのバランスを取るのが重要な時期です。フォールボールはチームの編成と新しい戦術を試す時期であり、春のシーズンの40試合を戦う上でアピールする重要な時期でもあります。


秋季野球シーズン

秋学期は通常、「フォールボール」として知られる秋季野球シーズンが行われます。これは春の本格的なシーズンの前に、チームが練習試合やスクリメージを行う期間です。チームは新しい選手や野球戦術のテストを行います。

フォールボール中には、月曜か金曜の毎日の練習が行われます。練習はバッティング、フィールディング、ピッチング、走塁など、野球の各側面に焦点を当てて行われていきます。

また、この時期に大事とされているのがチームビルディングです。短時間ですが、濃い練習や合宿、対外試合などが行われて、選手たちの結束を強化します。これは協力プレーと協調性を向上させるために重要です。
この時期に大事なのは、個人的なスキルを向上させる時間を有効に使うことです。バッターは新しい打撃テクニックを学び、ピッチャーは制球力を向上させるなど、各選手は課題を持って自分のポジションに合わせた練習を自分から積極的に受けることが求められます。

体力トレーニングは、シーズンの間も続けられます。選手たちは筋力、持久力、爆発力を向上させ、怪我の予防に取り組みます。積極的にウェイトトレーニングや瞬発系のトレーニングも11月ごろから本格的に入ってきます。その時に、トレーニングとストレッチをして、怪我をしない体づくりをしていくことが大事です。

そして、「野球のアピールとコミュニケーションによるアピール」も大切です。普段の短時間での練習でのアピール以外に、コーチ陣と個別で練習をする機会を作ったり、チームメイトと一緒にトレーニングや練習をしたり、自分がどういう考えを持って取り組んでいるのか自分から発信して会話をすることが大事になります。思っている以上にコーチ陣やチームメイトはわかっていません。だからこそ、自分から会話をする機会を作り、アピールしていくことが大事になります。

また、自分の野球の能力がどの位置なのかを見極めながら、どのポジションであれば勝てるのかを見極めていくことも必要でしょう。なぜなら、自分がレギュラーとして試合に出て、成績を残すことが大事になるからです。


学業


学業は常に優先事項です。選手たちは授業に出席し、宿題や試験に取り組む必要があります。アメリカの大学生は学業とスポーツを両立させるため、時間管理が何より重要になります。幸いなことに、練習時間が3時間、そして個別でトレーニングしたとしても1時間、残りの時間を使っていかに課題やテストの準備をし、いい結果を残すかが求められます。
コーチ陣も、スタディーホールという名目で、強制的に勉強する時間を作ったりしますが、その時にわからないことをわからないままにしないためにも、チームメイトに質問をしたり、課題を話しながら済ませることで、英会話力を上げていくことも可能です。

また、早めに勉強と野球の1日のスケジュール習慣を立てることができると、野球も勉強も友達と遊びに行くこともでき、野球留学としての素晴らしい経験をすることもできます。できるだけ、部屋に閉じこもって、日本でもできるYoutube見たりにならないことが大事です。

春学期

春学期は大学野球のシーズンとなり、3ヶ月ほどで40−50試合をこなします。加えて、大学の授業を受けながら、宿題やテストもあります。春学期は試合で活躍するための練習やトレーニング、そして試合で結果を出しながら、学業のバランスを取ることが大事になります。スケジュールを逆算をして、春学期には単位数を12−13単位に極力少なくし、秋学期に多めにクラスを取ることをお勧めします。

試合

春学期には公式の野球試合が40−50試合ほど予定されます。週に換算すると2−3試合をこなしくということになります。アウェイゲームに参加するため、バスで2−3時間かけて大学から離れた場所に移動することもあります。

学業

春学期中にはクラスにも出席し、課題や試験をこなす必要があります。多くの選手は学業と野球の両方に専念するため、「タイムマネジメント」がとても大事になります。

渡米前の段階から、いつ英語の勉強をして、いつ野球の練習をして、いつバイトをしてなど、自分でスケジュールをたてる練習をしておけば、必ず活かされると思います。

春学期は大学野球選手にとって非常に忙しい時期であり、試合や練習に専念しながら、学業とのバランスを取る必要があります。短大では、特にこの生活に早く慣れ、練習やトレーニング、学業、友達との遊びなどのプライベート時間など、野球も勉強も遊びも100%できることで、1年単位で素晴らしい経験・成長をすることができます。

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