【現地からの後押し】アメリカ大学野球で学費や生活費を節約する方法

アメリカへ野球留学を考えている人や実際に野球留学に挑戦をすることを決めた人にとって、「費用」というものは最も大きな問題の一つであると思います。特に近年では円安が進んでいることもあり、実際に留学をしている身としても、従来の留学費用よりもかなり割高に感じることが多くあります。
そこで今回はアメリカで留学するにあたって、学費や生活費を抑えるために私自身や友人が実践していることについて紹介をしていこうと思います。
留学先の学校選択

アメリカには四年生大学と二年制大学(コミカレやジュニアカレッジ)を合わせて4000校以上の大学があると言われています。日本で名前を聞くような有名大学から、その地域に根差したような小さな学校まで多くの種類があります。
そのため大学間での授業料には学校によって大きな差があります。有名大学を始めとしたような大きな大学や私立の大学は高い傾向にあり、高いものでは1000万円/年に近づく学校も少なくなく、一方で地域に根差したような小さな大学や公立大学の一部では、奨学金などをカウントする前に100万円を切る大学も少なくはありません。
そのため、事前に自身のもつ予算を明確にしエージェントに相談したり、自身で大学の学費を調べたりして自分の予算にあった大学に行くことが費用を節約する方法の一つであると私は考えます。
留学を行う州の選択
学校の選択と少し被ってしまいますが、留学を行う「州」によっても費用は大きく変わってくると考えます。アメリカでは比較的全土で物価は高いですが、大都市や人口の多いような州に行くとそれが顕著に表れます。その一方で、中西部を始めとした田舎の州は比較的物価が安く抑えられます。
費用を考える際に、そのような州へ大学留学を行う事によって、特に住宅を始めとした生活費を抑えることができるようになります。また、学校の学費自体もある程度州によって上下するため、物価が低い州に行くほど学費も比較的安く、また同様の学費でより質の高かったりより評価のされている教育を受けることができると思います。

支出の節約
学費や住居以外にも、日々の生活費を節約することは、自身の予算を節約することに繋がります。
これは日本での生活と同じですが、無駄な買い物や外食をできるだけ控え、自炊を行ったり友人と共に土日に教会へ行き(多くの学校の周辺で学生を歓迎していてコミュニティーの人たちと無料のご飯を食べることができる)自身の支出を減らすことで、留学の予算を助けることができます。
特にアメリカでは、外食を始めとしたサービスに対しての価格が高く(チップ文化もある)学生自身の収入も限られるため、このように生活費を節約することは長期的に多くのお金を節約することを可能にします。

学内バイトをする
ここまで紹介してきたものはすべて支出を減らすといった内容ですが、アメリカ留学において留学生は基本的に大学内でのみ働くことが許されています。そのため、大学のキャンパス内で働き収入を得ることによって予算を支えることができます。
金額自体は学外に比べて低いことが多いですが、利点として寮費や食事費の免除(関連する施設で働いた場合)が受けられることが多いです。寮費や食事費は、留学生活の支出において大きな割合を占めるので得る収入以外にもこのような免除が得られることは予算に対して大きな助けになることができます。できるならやったほうが、費用も抑えれるし、英会話の練習、食事も支給されるので、大きいですが、野球のスケジュールとの兼ね合いも見ながら進めるといいと思います。
返済不要の奨学金
最後に、奨学金についてですが、特に野球留学生にとっては、奨学金というものは野球や勉強の実績に対して得られる金銭的な免除であり、返済が不要なものを大学側が支給してくれます。多くの野球留学生が奨学金を使用して、少しでも留学費用を支えたいと考えていると思います。
多くの奨学金は二年制大学から四年制大学に編入する際に、二年制大学での「勉強及び野球の成績に基づきオファー」をされます。実際にこのような奨学金の魅力としては、勉強と野球を併用することができ、全額奨学金という形で無料で大学に通う事ができるといったケースもあるという点です。このような奨学金を得られるためにも、留学前から自身のできることを積み重ね、留学生活での結果につなげることがやはり大切だと思います。

まとめ
このように円安が進む現在において多くの費用が掛かってしまうアメリカ留学ですが、これらの工夫からその費用を節約することができます。
前述したとおり、奨学金を得られるように自身でできることを継続していくという事が非常に重要であり、それが良い経験になるとも思っています。
また、同時に自身の予算についても親と話し合ったり、エージェントに確認しながら、留学前から費用を理解をしておき、その予算内で自身の行動や選択を行っていくという事が、アメリカの大学へ野球留学を途中で断念することなく成し遂げるために非常に重要なことであると私は考えます。