2025/02/11

【現地からの後押し】野球留学中にバイトをするには

アメリカへ留学する留学生は十分に働くことができないといったような言葉は多くの人が聞いたことがあると思います。

実際にこの言葉の通りアメリカ留学において学生の雇用には厳しい制限があります。学生ビザであるF-1ビザでは基本的に学生は学内でのバイトのみ許可されており、週20時間と（休暇中はフルタイム可）実際に働く時間も限られています。

ただこれらの条件内であれば働くことができ（学外で働く方法もある）自身の予算を助けたり、アメリカで働くといった経験を積むことができます。

今回はそんなアメリカで留学生が働くために必要な手続きと利点、注意点について紹介していこうと思います。

手続き1、仕事探し

アメリカで働くことを考える際にまず初めに重要なことは自身を雇用してくれる相手を探してもらう事です。

学校にもよりますがそもそも学生を雇用する雇用元が少ない場合があり、さらにアメリカ人にとっても学内で働くという事は魅力的な点があり（寮費、食事費免除等）まずは自身を雇用してくれる雇用元を見つける必要があります。

多くの学校では学内バイトに関して学校のウェブサイトに載っていることが多く、そこから雇用主に連絡をしたり書類を送ったりする必要があります。四年制大学などの大きな大学では履歴書や面接があることが多くその場合にはこのタイミングで提出する必要があります。

またこれらの募集は通常学期前や学期の始業と同時に開始されることが多く働くことを考えている留学生は早めに行動をしておくことが必要になります。

手続き2、SSNの準備

次に留学生がアメリカで収入を得るにはSocial Security Number（SSN）と呼ばれるものが必要になります。

これは近くのSSN Officeというところに行き発行してもらう必要があるのですが法律上働く必要があることを認められた場合のみの発行のため、しっかりと準備してからオフィスに発行してもらいに行く必要があります。

雇用主の中には申し込みの時点でSSNの提出を求められる場合がありますが留学生で過去にアメリカで働いた経験がない人はSSNの発行に雇用されたという証明書が必要になるのでその証明のために先に雇用が決定していることが必要になります。

また多くの学校では留学生のSSN取得を留学生オフィスが担当してくれるので同時にオフィスにその旨を相談する必要があります。

実際に、私が取得した際に必要だった書類は大きく、身分証明書、住所証明、雇用証明（詳しくは信頼できるWebで検索してください）の三つに分かれており留学生のオフィスが書類の準備を手伝ってくれました。

SSNの準備まで終われば基本的には雇用主に従い働いて契約書通りの給与や免除などを受けていくといった流れになります。

学内バイトの利点と注意点

次に学内バイトの利点と注意点について説明していこうと思います。

まず利点としては収入や免除もそうですがアメリカ国内で公式に働く経験を得られるという部分にあると思います。この経験では、必然的にコミュニケーションを行う機会が増えることによって、自身の英語力向上やコミュニティの拡張にもつながりますし、将来求職をする際に評価される経験の一つになると思います。

また、四年制大学での学内バイトでは、倍率が高い傾向にあり二年制大学でのバイト経験はその倍率を抜ける要因にもなりえるため、早めに学内で働いておくという事は大切であると私は考えています。

一方で注意点についてですが、まず学内のバイトは必ずしも雇用してもらえるとは限らない点です。

前述したとおり、雇用元が少ない場合や倍率が高いという場合は、雇用してもらう事が難しく基本的に学内でしか働けない留学生にとって厳しいものになってしまいます。そのため前述したとおりで、申し込む時期やリサーチ、比較的雇用されやすい二年制大学時に働いておくといったことは大切になってくると思います。

最後に「勉強との両立」についてです。バイトを行う上で最も大切なのはバイト以外がおろそかにならないことだと思います。野球留学生にとって、「勉強と野球の結果」が最も大切なのもであるため、それがおろそかになっては意味がありません。自分の勉強と野球、更には日常生活を差し引いたときに、残っている余裕をしっかりと理解したうえで決、断したり就業時間を調整することは忘れてはいけません。